災害に対して日頃の心構え
災害について
 
 
 
災害について

台風災害

 
 

台風が発生するメカニズム


台風の発生のメカニズムは、主に以下の2つである。

赤道に近い暖かい海の上で北半球の北東貿易風と南半球の南東貿易風とぶつかり合って発生する場合。

北東貿易風と地球の回転する力などで発生する強い西風によって発生する場合。

※どちらも海上で発生するため、はっきりとした台風の発生理由は分かっていない。



台風対策

台風が発生した場合、早目に情報が出るので、家の補強や飛びそうな物(看板、植木など)の補強をしておくこと。

台風が近付いてくると風雨が強くなるので、外に出ない様にすること。

2階建て以上の場合は、なるべく1階に家財などを置かないこと。

台風の目の周りが一番風雨が強いので気を付けること。

台風の目の中は風が弱く雨も降らず、時々青空が見えることがある。晴れの様な状態になるので台風が過ぎ去ったと勘違いする人が多いが、依然としてとても危険な状態であるので気を付けること。




台風の出来方


 
 

POINT 1

暖かい海上(海面温度27℃以上)で渦が発生し、周りから暖かく湿った大気が中心に向かって吹き込む。渦は、北半球(日本がある所)が、反時計回り、南半球は、時計回り。
そうなる理由は、地球の自転に関係がある。

POINT 2

中心付近の大気は上昇して気圧が下がり、渦の中には雲が発生する。

POINT 3

雲が発生すると、雲の中の水蒸気に蓄えられていた熱が解き放たれ、中心付近の温度を上昇させる。その影響で、さらに雲が 発達して上昇し、中心気圧が下がっていく。

POINT 4

中心気圧が下がるとさらに吹き込む風が強くなり、その影響で上昇気流も強くなり、雲を肥大化させる要因になる。

POINT 5

日本に近づくと海面温度が下がるため、水蒸気の蒸発量が少なくなる。水蒸気の補給が出来なくなるため、台風は衰える。

POINT 6

台風は北上するごとに衰えていき、北海道付近を通過後温帯低気圧に変わるのが一般的である。しかし変わる時に近くに冷たい空気があると、温帯低気圧として再び発達することがあるので注意が必要である。